まず、このお宅、設置にいくらかかるのか、これが一番大切ですね。このお宅は5.28kwのシステムですので、まずは、5.28に500,000円をかけます。
5.28 × 500,000 = 2,640,000円
これに消費税を加えると
2,640,000 × 1.05 = 2,772,000円
これが設置について、必要なすべてのお金の「上限」なんです。オドロキました?太陽光発電システムの見積って実はこんなに簡単なんです。どうしてかって?これは、実は、「キロワット50万円以上するシステムには国、県、市町の補助金が一銭も出ない!」からです。だから、上記の金額はこれが上限。
これより安い見積はあり得ますが、これより高い見積はあり得ません。ただ、足場の設置を要する場合などは、これに含みません。あと、オプション品なども。ですから、どうぞご安心ください。
そして、そこから補助金が出ます。補助金は、国、都道府県、市町の三階建てです。ちなみに平成25年度の福井県小浜市の場合だと、
国で15,000円/kw
福井県で18,000円/kw(上限4kw)
小浜市で12,000円/kw(上限4kw)
これを当てはめると、
国 15,000 × 5.28 = 79,200円
県 18,000 × 4 = 72,000円
市 12,000 × 4 = 48,000円
合計199,200円となります。
上記の 2,772,000から199,200を差し引くと 2,572,800円
これが、実際にオーナー様にご負担いただく金額です。言い換えればイニシャルコスト、初期投資額です。
これを太陽光発電が生み出す経済効果で償却していきます。
このお宅の場合ですと、経済効果が右端の数字で 282,394円
これに、平成25年現在38円単価で買取中ですので、売電額を計算し直します。
このお宅の場合、売電価格が94,138円、これが一年間の売電額ですが、
これは平成22年当時、単価48円買取の際の価格ですので、38円に直しますと、
94,138 ÷ 48 × 38 = 74,525円
74,525 - 94,138 + 282,394 = 262,781円
これが、平成35年までの減価償却のための引当金、つまり、経済効果となります。
イニシャルコストの2,772,000円を262,781円で割ると、
2,772,000 ÷ 262,781 = 10.54
つまり、計算上は 10.54年で償却できるということになります。ただし、こちらの数字は、あくまでこの方のライフスタイル、設置条件に基づいた生データです。どのお宅でもこの数字を保証するというものではありませんので、ご了承くださいね。
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